この度のNHK番組「プロフェッショナル仕事の流儀~旗じいちゃん“罪滅ぼし”が生きる道 交通誘導警備員~」を全国放送に感謝し、視聴していただきました皆様に心より御礼申し上げます。
何より、非常に多くの方に興味を持っていただき、視聴していただけたこと、「上野さん」の仕事観、人生観に共感を頂いたことで、同時に「交通誘導警備員という仕事のイメージ」を持っていただける機会となり、私がここ3年間テーマにしている「知ってもらう」という広報活動の成果にも大きく繋がったと実感しています。
私たちが、「立ちんぼ」「かかし」「旗振り」「棒振り」と言われていた時代もあり、職業に貴賤はないと言われても、働きたい仕事にならない不人気業種である理由は、現在もさほど変わりません。昨年度のコロナ禍においても「エッセンシャルワーカー」という区分に名を置いていただいても、状況は変わりません。
しかし、もっと私たちの仕事を知って(理解して)もらうことで、「選択される(働きたい)」という位置に並べてもらえる可能性はあると感じています。そのため、とにかく(職種)敬遠される理由を改善していくしかないのだと感じ、自社でできることから始めました。(何をしてきたかは、従前の「お知らせ」をご覧ください。)大したことではないと思われるかもしれませんが、私は「何をした」「している」以上に、それをしていることを「知ってもらう」ことにも大きな意味をもっていると感じています。
このたびの放送の感想を「Twitter」で拝見させていただくと、もっと評価されるべきという声を目にすることが出来、大変心が救われました。「上野さん」のように長き年月を掛け、その精神性さえも高めていくことが理想ですが、働く上で仕事への誇りをもって技術や接客をしている人を「プロ」と呼び、認めて頂ける人材を、1人でも多く育成していく必要があると感じました。今後は、「知ってもらう」活動に加え、より多くの「プロを育成する仕組みづくり」に着手したいと考えています。
そうして、全国の皆様から私たちの「交通誘導警備員」という仕事を、もっと認めていただき「プロ」の警備員と呼んでいただけるよう育成をしてまいりたいと思います。
このたびは、NHK番組「プロフェッショナル仕事の流儀」をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
日本綜合警備株式会社
代表取締役 対馬 一